今日、そもそも総研の玉川氏がやって来たが、
「自分まで左翼と言われることがあって心外だが、
そもそも右翼とか左翼って何ですか?」と聞かれた。
マルクス主義による革命が幻想と化して、
最近では反戦平和で護憲派が「左翼」で、
戦争もあり得べしの改憲派が「右翼」という分類に
なってしまった。
この感覚はわしの『戦争論』で「うす甘いサヨク」
などの言葉で、反戦平和的な言説を無化してしまった
ことにも原因があるかもしれない。
だがあのとき、「保守」という概念の必要性を失念
していた。
「保守」という概念も定義があやふやで、産経新聞の
論壇は全然わかってないし、ネット右翼あたりは
考えたこともないだろう。
自民党が「保守」と思ってる馬鹿がいるくらいだから。
玉川氏に聞かれてから説明に苦慮し、数時間後、
わかりやすい説明方法が思いついたから、
幻冬舎で出すスペシャル本で描こうと思う。
取材を受けて質問に答えたりしているときに、
アイデアを思いつくこともある。
そういうときは収穫だったと思う。